ZFは2026年9月9日に、日野自動車の新型プレミアム観光バス「セレガ」において、自社製の12段自動マニュアルトランスミッション(AMT)「TraXon 2 Coach」を初めて採用したと発表しました。この採用により、ZFはトラック分野での協業を日本の高級観光バス市場へも拡大します。
燃費向上とスムーズな走行を実現
新型「セレガ」に搭載された「TraXon 2 Coach」は、独自の電子制御ユニットとシフトアクチュエーターを備えた最新世代の12速AMTです。高精度な変速制御によってスムーズな加速を実現し、運転手と乗客の双方に快適な移動体験を提供します。また、従来世代と比較して燃料消費量とCO2排出量を最大1.7%削減できるとしています。
リターダー統合による安全性と低コスト化
本トランスミッションには、流体式補助制動装置「Intarder」が統合されています。エンジン回転数に依存しない強力な制動力を発揮し、長い下り坂などの走行時でも安定した減速をサポートします。サービスブレーキの使用頻度を最大90%削減できるため、メンテナンスコストの低減やブレーキダストの排出抑制にも寄与します。
安全性と快適性を支える幅広い技術
ZFはトランスミッション以外にも、新型「セレガ」へ多角的な技術を提供しています。電子制御ブレーキや、走行状況に応じて減衰力を調整するサスペンション技術、さらに歩行者や自転車の検知を行う先進運転支援システム(ADAS)などが採用されました。これらの技術により、車両の走行安定性と安全性の向上が図られています。
