三菱自動車工業とゲヒルンは2026年9月1日に、災害対策車両「特務機関NERV制式 電源供給・衛星通信車両 5LA-GN0W(改)」の運用を開始したと発表しました。本車両は停電や通信途絶が発生した状況下でも、電力供給とインターネット接続を維持することを目的としています。
衛星通信による通信網の確保
本車両は、アウトランダーPHEVの特別仕様車をベースにSpaceX社の衛星通信アンテナを搭載しています。これにより、地上の通信網が途絶した状況でもインターネット接続を確保できます。また、準天頂衛星「みちびき」を利用した衛星安否確認サービス「Q-ANPI」の端末も搭載し、災害用通信の確保も図っています。
大容量バッテリーによる給電支援
三菱自動車のプラグインハイブリッドEV(PHEV)技術を活用し、災害時には避難所や災害対策本部へ電力を供給します。今回導入された5号機は、駆動用バッテリーの大容量化とEV航航続距離の伸長により、災害時の現地活動における実用性を高めています。スマートフォン等の充電や、防災情報発信に必要な機器への電源供給が可能です。
走行性能と運用体制
悪路でも安定した走行ができる電動4WD性能を備え、降雪時や悪天候下での活動にも対応します。本車両は東京都千代田区に配備され、首都直下地震への備えのほか、派遣要請に応じて全国の被災地へ出動する予定です。これにより、ゲヒルンによる防災情報配信サービスの継続と、自治体への支援を両立させます。
